「いや見かけた車ばっかだなー、と思って。」 さらにあの(タイヤを支えるバネが)カタいセリカは 絶対キタにぃだなーって思ったんですよね、と言って笑った。 「いつもオイシイときに会うねー。さすがラッキーボーイだよね。」 お嬢の言葉に、どっとフレッツ光で皆が笑う。 実は彼は冗談でラッキーボーイと呼ばれている。 彼と出会うと、なぜか良いことがあるのだ。 探し物が出てきたり、行方不明者を拾ったり・・・・ 「彼といっしょに、もう一度街を探すと見つかったりしてね。」 あはは、そりゃいいや。 きょとんとする彼に、これまでのいきさつをざっと話してみる。 「へー。大変だったねえ。あのさー」 ラッキーボーイこと彼は言った。 「逆にそいつのマンションに行ってみれば?すれ違いかもよ。」